以前から是非手作りしてみたいと思っていたトラベラーズノートのリフィル。
ストックしていた純正のリフィルが無くなったのを機に、とうとう手作りに挑戦してみることにしました。
今回はそのときの手順について書こうと思います。
参考にしたのは、「製本工房・美篶堂とつくる文房具」という本の中にある三つ綴じ製本について書かれてある部分です。
まず、手作りにあたりそろえた道具と材料は以下になります。
(道具)
- カッティングマット
- 金属製の定規
- よく切れるカッター
- 目打ち
- 刺繍用の針(今回はクロスステッチ針 No.22)
(材料)
- A4の表紙用の紙 ・・・ 1枚
- A4の本文用の紙 ・・・ 16枚
- 綴じるための糸 ・・・ 適当な長さ
道具と材料を準備したら、まずは本文の紙を2つに折っていきます。
表紙の紙も2つ折にします。
表紙の紙が表面になるように折った紙を重ねます。
折り目を開き、目打ちで中央(上または下から105mmの位置)に穴をあけます。
このとき紙がずれないように目玉クリップで止めておくといいかもしれません。
中央の穴から上下70mmの位置にも穴をあけます(合計3つの穴があいたことになります)。
次に、刺繍針に糸を通して紙を綴じる準備をします。
まずは中央の穴に表紙側から針をとおします。
そのまま下の穴に針をとおし、
上の穴から出します。
再び中央の穴から表紙側に針をとおします。
ひっくり返すと以下のようになります。
中央の糸をはさんだ状態で、両端の糸を固く結びます。
綴じた紙を2つに折り、背(綴じた側)から110mmのところに定規をあて、
小口をカッターで切りそろえます。
(一気に切り落とそうとせず、何回かカッターをはしらせて切っていくとキレイにできるみたいです)
最後に糸を適当な長さに切りそろえたら完成です。
以上、かなりシンプルな作りなので、道具さえあれば30分ほどで出来上がります。
今回本文の紙には余っていた上質紙を利用しましたが、
書き味にこだわる場合はフールス紙などの特別な紙を使ってみてもいいかもしれません。
表紙も自分好みの紙を使ってアレンジしてみると楽しそうです。
また是非、紙の種類を工夫して作ってみようと思いました。