手のひらの端末で 人生を見渡せる時代がやって来た! クラウドのライフログサービスを活用することによって人生を記録し、整理・ 検索し、活用する時代が幕を開けた。ライフログにより、凡庸な記録の山を ヴィンテージにかえることができる。ログが予測し、人が考える作業をサポー トするようになる。ライフログを活用すれば、生活は便利になり、生産性も上がる。 本書では、クラウド技術の進展とともに、新たなキーワードとして注目される 「ライフログ」を初歩から解説する初の入門書。ライフログを実践するための ツールを紹介するとともに、人生をデジタルに記録することによってどんなメ リットがあり、それが社会をどのように変えていくのかを、第一人者が解説します。
最近は利用済みのノートの整理について悩んでいるということもあり、「まずはライフログ活用の情報収集を」ということで読んでみました。
結論からいうとこの本、全く「入門」という感じの内容ではありませんでした・・・・。
ライフログというと私の頭の中では「ノート術」というイメージだったのですが、この本に紹介されているのは著者がライフワークとして開発しているライフログアプリケーションの活用事例が主でした。
その事例も、
- ウナかムヒか、どちらが自分に合うのかをライフログで判断
- 日用品の在庫をライフログでコントロール
- お手伝いさんへの掃除の指示もライフログで生成
などなど、かなりマニアックで真似できそうにないものばかり。
ただ、ライフログで集める情報のアイデアやライフログを活用できたときの楽しさの一端は垣間みれたような気がします。
他にも「ライフログ」についてのよもやま話が盛りだくさんなので、読み物としては面白い内容だと思います。
著者のように「全てを記録する」ことに力を注ぐつもりはないですが、”いつもと同じ日常を際立たせる”という目的でライフログ的なノートの使い方は続けていきたいなと思いました。