前回の記事で紹介したMoleskineのジャパニーズアルバムとFABER-CASTELLの水彩色鉛筆。
早速これらのアイテムを使用して絵を描いてみましたので、今回はそのときの感想を書いてみたいと思います。
以下、習作として描いた愛用のトラベラーズノートです。
描き方としては、
- シャープペンシルでトラベラーズノートを薄くスケッチする
- 色をのせたい部分に筆で水をふくませる(こうすることで、ムラなく色をぬることができる)
- 水彩色鉛筆の先を水を含ませた筆でなでて色をとる
- あらかじめ水を含ませておいた部分に色をのせる
- 全体を塗り終わるまで 2〜4 を繰り返す
という感じ。
上記のように時間をかけて丁寧に塗っていけばそこそこいい感じに仕上がるのですが・・・・
ここでちょっと想定外だったのが、モレスキンジャパニーズアルバムの紙質でした。
実はAmazonのレビュー等でも指摘されていますが、ジャパニーズアルバムに使われている紙はやや水をはじく性質を持っているみたいなのです。
そのため「色をのせたい部分に筆で水をふくませる」ということをすると・・・
↑のように水をはじく部分と吸い込む部分が出てきてまだらになってしまいます。
そしてこの状態で水彩色鉛筆の色をのせると・・・
当然、色が濃く出る部分と薄く出る部分が出てきてしまいます。
これも味だと思えば問題ないのですが、ムラのない綺麗な水彩画を描きたいときは注意が必要です。
今回ついでなので、水彩色鉛筆の別の使い方も試してました。
まずはオーソドックスに水彩色鉛筆で色を塗りつけ・・・
その後に水を含ませた筆で色をなじませます。
最初の方法に比べるとハッキリとした発色になります。
ただこの場合でもジャパニーズアルバムの紙が水をはじいてしまうので、やはり色のムラは出てしまいます(水彩色鉛筆で塗りつけたときの筆跡も少し残ります)。
ふたつの方法を比較してみたらこんな感じ。
やはり私としては、どちらの場合も色ムラが気になってしまいますw
が、これも味と思い、この性質をうまく活用できるようもう少し試行錯誤してみようと思いました。